なぜ、こんなに長いのでしょうか?
産卵後の卵の表面は、「クチクラ層」という乾燥した薄い膜で覆われています。
この膜は、卵に菌が侵入しようとした時の最初の防壁ともなるものですが、洗うことで簡単に取れてしまいます。
普通、スーパーなどで見かける市販の卵の場合、ほとんどが洗卵されています。
それに対して、「つまんでご卵」は無洗卵となっているため「クチクラ層」が残っています。
「クチクラ層」があるおかげで、菌が外から侵入するのを防いでくれるのです。
だから、市販の卵よりも菌に強くて長持ちするのです。
実際、25℃に保った保存テストでは、40日間が経過しても卵内部の菌は全く増えていなかったそうです。
これが、生食賞味期限1ヶ月の根拠となっているのですね。